元金が減らないサラ金での借り入れは要確認

金利の高いサラ金は元金の減りが遅い!過払いの疑いもあり?

最近はあまり耳にしなくなりましたが、以前はサラ金という言葉がよく使われましたね。しかもかなり怖くて悪いイメージではないでしょうか。金利が高い、取り立てが乱暴であるといったイメージが真っ先に浮かびますよね。確かにサラ金は高金利であり、昔は法定金利をはるかに超えた金利で利息を取り、払えないと激しい取り立てがありました。

貸金業法の改正などにより、そうした悪いサラ金はだいぶ姿を消しましたが、こうしたサラ金では、高金利によって、返しても返しても利息に充てられ、元金がなかなか減らないという問題がありました。しかし、法定金利である18%を超える金利は違法なため、実際は支払う義務はありません。いわゆる過払いというものです。もし返済記録などでそうした事実が認められれば、まずは法テラスなどの無料相談を受けてみるのも良いでしょう。

また、借金というのは、サラ金でなくとも利息負担は大きく、元金はなかなか減らないものです。特に、金利が高いほど、借り入れ額が多いほど、借り入れ期間が長いほど、利息は高くなり、元金の減りは遅くなります。

借金の返済には、元利均等と元金均等がありますが、サラ金に多い元利均等では、元金と利息を合わせて、毎月一定の額を返済します。これだと最初のうちは利息部分が大きく、元金の減りはわずかです。もうひとつの元金均等の場合は、毎月一定の元金に、残金に対する利息額をプラスして返済します。利息は残金が多いほど高いですから、最初のうちは返済額が大きくなります。しかしその分、元金の減りが早いのです。

もしサラ金での借金で、利息ばかりが増え、元金がちっとも減らない場合は、一度金利、そして返済方法を確認し、弁護士に対処法を相談してみることをおすすめします。