確認したいキャッシングのグレーゾーン

とても便利なキャッシングは、今や利用しているひとも大変多く、借金という印象も非常に薄くなっていますね。しかし、しっかりと利息がかかっているものだということを忘れないようにしましょう。この利息というのは、法律で上限が決まっています。法定金利は18.0％であり、それ以上の金利でお金を貸すことは禁じられているのです。

しかし、2010年に貸金業法が改正されるまでは、この利息制限を超えて利息を取っていたサラ金がたくさんあったのです。何故そんなことがまかり通っていたかといえば、旧出資法によれば、貸金業における上限金利が29.2％となっていたからです。当然高い金利で利息を取りたいサラ金は、ほとんどがこの29.2％上限の金利でお金を貸していたのです。

もちろんそれは法律違反であり、実際の18.0％以上の金利以上の利息は払わなくても良いわけです。ですから、18.0％～29.2％の間の金利分の利息は、グレーゾーンと呼ばれ、本来であれば払わなくて済んだ過払い金ということになります。そして最近では、このグレーゾーンの見直しによって、過払い金を請求するという事案が増えているのです。

この請求は、10年以上経ってしまうと出来ませんから、もし現在も返済中であったり、完済していても最後の返済から10年経っていない場合は、一度返済した額の利率を確認してみると良いでしょう。請求は、弁護士などに依頼するのが一番かと思いますが、それにはやはりお金がかかります。しかも全ての場合に確実にお金が戻って来るとは限りませんから、まずは法テラスや弁護士事務所の無料相談などを利用してみましょう。

人気のキャッシングの落とし穴として、今一度このグレーゾーンの確認をしてみてはいかがでしょうか。