クレジットカード払いではもらえない領収書

普段の生活ではあまり必要としない領収書ですが、会社の経費や、何かの申告に使用する場合、レシートではなく、領収書が必要となる場合があります。現金で支払った場合は、レシートを渡し、代わりに領収書を切ってもらいます。支払った証明ですから、領収書をもらったら、本来レシートはお店側のものとなります。

しかし、クレジットカードで支払った場合はどうでしょう。実際にお金を払っていなければ、もらってもいないわけですから、基本的に発行は出来ません。領収書というのは、お金を払ってもらったという証明ですから、受け取った人が受け取った時点で発行するものなのです。

クレジットカードで買い物をするということは、クレジットカード会社が料金を立替えて、お店に支払います。そして後から利用者に請求がいくわけですね。お店はカード会社からお金を受け取るわけですから、利用者には領収書の発行をする義務はないのです。また、利用者にしても、実際にお金を支払うのはカード会社に対してです。ですから、カード会社への支払いが終わった後に発行されるお客様控え、いわゆる取引明細書が領収書代わりとなるのです。

しかし中には、頼むとクレジットカード払いと明記された簡易領収書を発行してくれるお店もあるので、どうしても必要な時はダメもとでお願いしてみましょう。お店側にすると、本来発行してはならないものですし、クレジットカードの明細書をコピーするなど、面倒な作業が多いのです。対応してくれるところは少ないでしょう。

結局、クレジットカードで支払った場合には、領収書は基本的に発行されないものと考え、後に発行されるお客様控えを利用するか、またすぐに領収書が必要な場合は、現金で支払うことをおすすめします。